皮膚には、汗腺皮脂腺が存在しています。

汗腺は、汗を出すところで、皮脂腺は、脂肪分を多く含んだ分泌物を出すところです。

汗腺には、2種類あって、それが、エクリン汗腺アポクリン汗腺です。

これらのうち、ワキガの臭いに深くかかわっているのは、汗腺のアポクリン汗腺と、皮脂腺です。

ワキガの原因アポクリン汗腺とは?

アポクリン汗腺は、皮膚の中にありますが、毛穴と出口が合わさっており、アポクリン汗腺からの汗は、毛穴から出ていきます。

アポクリン汗腺は体の特定の場所にあります。
例えば、ワキの下、耳の外耳道(耳の穴)、へそ周り、乳首、性器などです。

アポクリン汗腺からでる汗の成分は、タンパク質、脂質、アンモニアや鉄分などを含んでいます。
たくさんの成分を含んでいるため、それをエサにする皮膚常在菌が繁殖しやすくなります。

皮膚常在菌が、成分たっぷりの汗を分解すると、独特の臭いが発生し、これが、ワキガ臭の原因になります。

皮膚常在菌は、だれの肌にも住み着いている菌です。
菌というと、汚いもの、悪者というイメージがあるかもしれませんが皮膚常在菌は、皮膚を守ってくれたり、潤いを与えてくれたりするので、健康を維持するのに欠かせない菌です。

皮膚常在菌には、いろいろな種類がありますが、それらのバランスが崩れると、肌トラブルを起こしたりします。

ニキビの原因で知られるアクネ菌も、皮膚常在菌の1つ。
普段は、肌を守ってくれている菌だけど、皮脂で毛穴が詰まると増殖してニキビの原因になります。

ワキガの臭いにかかわる皮脂腺とは?

皮脂腺は、全身の皮膚にあります。
脂肪分を含んだ分泌物を出すので、皮膚や、髪の毛に潤いを与えてくれます。

脂肪分をエサに、皮膚常在菌が繁殖します。繁殖した常在菌が、アポクリン汗腺から出る汗を分解するので、ワキガ臭をより強くしてしまいます。

皮脂腺は、動物性脂肪を、たくさん取ると働きが活発になります。

動物性脂肪の取り過ぎは、皮脂腺からの分泌量を増やすことになるため、ワキガが気になっている人は、肉類や乳製品、脂肪分を多く含んだ食べ物の取り過ぎに気を付けたいものです。

もう一つの汗腺エクリン汗腺とは?

最後に、エクリン汗腺の特徴を書いていきます。

エクリン汗腺は、全身の皮膚のいたるところにあり、そこから出る汗の成分は、99%が水です。

残り1%に塩分やアンモニア、尿素が含まれています。
99%が水ですから、サラっとした汗で、臭いもほとんどありません。(これとは対照的に、アポクリン汗腺から出る汗は、少し粘り気のある汗です。)

エクリン汗腺は、汗を出して体温調節を行います。
エクリン汗腺から汗が出るのは、主に3つの時です。

・温熱性発汗
 運動をした時や、熱い季節などにかく汗。主に体温調節。

・精神性発汗
 緊張や、不安になった時などにかく汗。

・味覚性発汗
 熱い物や辛い物などを食べた時にかく汗。

エクリン汗腺から出る汗が、どういう時に、かいている汗なのかイメージしやすいのではないでしょうか。

汗の症状のは、ワキガのほかに多汗症というのもありますが、多汗症とワキガは別物です。

ワキガはアポクリン汗腺からの汗が原因になっていますが、多汗症の場合は、エクリン汗腺からの汗が普通よりも多く出る症状です。

他の人よりアポクリン汗腺が多かったり、活発に活動していたりすると、ワキガ体質である可能性があります。