子供の頃、父親やおじさんからする独特の臭いに、顔をしかめた経験は、ありませんか?

その臭いは、誰もが嫌う加齢臭です。
オヤジ臭などと呼ばれることもありますね。

そして、私たちが、それくらいの年齢になった今、自分たちも、そういう臭いを発しているのではないかと気になりますよね。

今回は、なぜ年をとると臭いがするのか、加齢臭の原因について書いていきます。

加齢臭の臭いはどんな臭い?

加齢臭の臭いは、ご存知の方も多いと思います。
言葉で表現すると油臭さと青臭さをもつニオイなどと言われています。

その表現がぴったりかな?と疑問にも思いますが、言葉で表現するのは、むずかしい臭いですよね。

とにかく不快な臭いです。
加齢臭は、どこから臭ってくるのでしょう。

子供の頃、父親の枕が臭いと思った経験はありませんか?

頭部は、皮脂が多く分泌されるため、加齢臭が臭いやすい箇所です。
この他に、襟足など首の周り、ワキ、背中などが、加齢臭を発しやすい箇所です。

加齢臭の原因はノネナール

そもそも、加齢臭という言葉は、いつからあるのでしょうか?
今ほど人が清潔志向でなかった時代は、それほど臭いを気にするということもなかったでしょう。

加齢臭という言葉は、2000年くらいに、資生堂が命名した言葉です。
資生堂の研究員は、中年以降の年代の人たちの体臭について分析しました。
そして、体臭の中に、臭いの原因物質ノネナールがあることを見つけたのです。

このノネナールという物質は、40歳を過ぎたころから増加していきます。
加齢臭は、オヤジ臭などと言われたりもしますが、男性だけにあるものではなく、女性にもあります。

ノネナールは、どうやって生み出されるの?

ノネナールの発生には、9-ヘキサデセン酸(パルミトオレイン酸)過酸化脂質が関わっています。

全身の皮膚には、皮脂腺というものが存在していて、そこから、脂肪分を含んだ分泌物を出します。
皮脂腺は、皮膚や髪の毛に潤いを与える役割をしています。

人が年を重ねると、皮脂腺から出る分泌物の中に、9-ヘキサデセン酸という脂肪酸を発生させるようになります。

9-ヘキサデセン酸は、人が歳を取るにつれて増加していきます。
それと同時に、過酸化脂質という脂質も増加していきます。

9-ヘキサデセン酸は、無臭ですが、過酸化脂質によって酸化が促されたり、皮膚常在菌によって分解されたりすることで、臭いノネナールがつくられます。

皮膚常在菌とは、だれの体にも存在する菌で、健康を維持するのに必要な菌です。
でも、時として、体によくない働きをすることもあるのです。

このノネナール、40歳になる前は、ほとんど検出されないそうなので、加齢臭対策は40歳から重点的にすると良いということになりますね。

30代でも臭いが気になるという方は、その臭いは、ミドル脂臭である可能性が高いです。

どうする?加齢臭対策

加齢臭の原因となるノネナールの発生に関わる9-ヘキサデセン酸は、過酸化脂質により酸化を促されることは、先ほど説明しました。

この過酸化脂質は、中性脂肪やコレステロールなどの脂質が、活性酸素により酸化されることで、体内に増加します。

ですから、過酸化物質を減らすには、活性酸素を減らせばよいということになります。

ストレスがたまると活性酸素は増加してしまします。
ストレス発散に、運動をするという人もいますが、運動のし過ぎも活性酸素を増加させる原因になりますから、ストレス発散には、適度な運動をしましょう。

活性酸素は、ビタミンCやビタミンEの摂取でも、減らすことができます。

また、ノネナールの発生に関わる9-ヘキサデセン酸は、皮脂腺から分泌されますから、皮脂腺からの脂肪分の分泌量を抑えることも大事ですね。

皮脂腺は、動物性脂肪を、たくさん取ると働きが活発になります。
肉類や脂っこいものは控えた方が良いでしょう。

加齢臭対策用には、ボディソープやデオドラントなどを使用する体の外からの対策と、生活習慣について見直すという体の内からの対策を同時に行うことで、より効率的に行うことができるでしょう。